開栓作業が必要

引っ越しが決まったら、入居日に合わせて室内の設備を使えるようにしておかなければいけません。
通常空き室の扉やポストには電気や水道などの開栓申し込み用紙が下げられているものですが、それらをつかって連絡をすれば希望に日にちにはきちんと使用ができるような状態にしてくれます。
不動産業者を仲介して行う賃貸契約の場合には、引っ越し予定日を告げておけばその日に合わせて連絡をしておいてくれるようになっているのが通常です。
通常賃貸物件では初回の家賃は入居予定日から残りの月の日数を日割りして算出することになっているので、できれば引っ越し当日かそれギリギリの日付で指定をしておくようにしましょう。

ここで注意をしておきたいのが水道や電気、電話などの設備は連絡をしておけば自動的にその日から使えるようになっているのに対し、ガスの開栓だけはそれはできないということです。
ガスを使用する場合、その賃貸住宅が都市ガスであってもプロパンガスであっても必ずガス取り扱い会社の人立会のもと開栓作業をしておかなくてはいけません。
作業自体はそれほど難しいものではなく、ガスを使用することとなるキッチンコンロや給湯器、お風呂場できちんとガスが機能するかということを確認して簡単な使い方の説明を受けるというものです。
時間にしてみればわずか数十分のことなので、もし引越し作業が完全に終わっていなくても大丈夫です。
開栓作業を申し込むときには、日付とともに時間を指定してお願いをしますがこのとき何らかの事情ですれ違いが起こってしまうと、入居はしたけれどもお湯が使えないということにもなってしまいます。

ガスにも種類がある

特にガスの開栓作業で重要なのがガスコンロを設置する場合です。
ガスコンロは何をつかってもよいわけでなく、そのガスの規格に適した設備を適切に接続しておかなくてはいけません。
ですのでその設備がきちんとガス規格に適したものでないときにはやはり開栓作業をすることができず、後日設備を買い直してから再度作業をしてもらうことになります。
コードなど細かい部品が足りないというときにはその場で購入をすることなどもできますが、できればきちんと事前にガス設備についてチェックをしておきすぐに開栓作業ができるようにしておきましょう。

開栓作業では、その場でガス料金の支払い方法についての契約書を渡されたりします。
引き落としにする場合には銀行の口座番号などをすぐに記入できるようにしておき、すぐに手渡せばあとから面倒な手続きをすることがありません。