条件のピックアップ

家探しをする場合に最初にするべきことは、自分が引っ越しをするためにどんな条件が必要かということのピックアップです。
例えばこれから引っ越しをしようと不動産会社を訪れたとして、そこでまずされる話は「どんな条件の家(部屋)に住みたいか?」という確認です。
引っ越しをする理由はさまざまですが、新しく住む住宅を探すときには家賃や交通の利便性、周辺の治安やお店などの生活利便性が求められてきます。
また最近では地震や大雨による浸水などといった自然災害が地方だけでなく都内でも数多く起こるようになってきているので、そうした安全面への配慮も重要な項目となってきます。

とはいえ、そうした希望条件の全てが完全にかなった理想の住宅というのは簡単に見つけることができるわけではありません。
希望の条件をいくつか出して物件情報を選んでもらうにしても、必ずどこかの面で妥協が必要になってくるものです。
そんなときにどこかを妥協しなくてはならないとしたら、何を再優先に考えるかを決めておくと物件の絞込みや決定をするときにやりやすくなります。
不動産会社で紹介をしてもらうにしても、はっきりとどこに条件の重きをおくかということを伝えることができれば素早く適した物件を見つけてもらうことができます。

家賃はよく考えること

物件を探すときの条件としてまず最も重要なのが「家賃」です。
家賃はその後入居をしていくときに継続的に支払わなければならない金額ですから、あまりにも高いところを契約してしまうと生活費が圧迫されてしまいます。
地域にもよりますが、やはりよりよい物件に住もうとするならそれなりに高額の家賃の物件でなくてはならなくなってくるので現在の収入の範囲内でいくらまでなら滞り無く支払いをすることができるかということを考えて金額設定をしていくようにするのがよいでしょう。

反対にいくらまでなら大丈夫という金額提示をしっかりとすることができれば、不動産会社に相談をするときもより最適な物件を探してもらうことができます。
家賃を相談する場合もはっきり「65,000円まで」というような金額で言うよりも、「50,000円台くらいまで」といった曖昧な条件で検索をしてもらった方が広い範囲で部屋を探してもらいやすくなります。

家賃相場としてはだいたい自分の収入の30%くらいまでというのが圧迫感なく生活ができる範囲と言われています。
ただしこれはあくまでも一般的な相場なので、自分が住宅に住むときに何を重視するかによってより安くも高くもすることができます。
家賃をいくらくらいにするかということを決めたら、その中で広さや地域など他の条件を加えて提示していくようにしましょう。