新契約の形

最近大きな注目を受けてきているのが、新しい賃貸としての契約形態となる「UR賃貸住宅」です。
UR賃貸住宅とは、全国に約75万戸ある賃貸住宅(公営住宅)を都市再生機構が受け継いで入居者を募って管理する住宅のことをいいます。
都市再生機構を英語では「Urban Renaissance Agency」と書くことからその頭文字をとって「UR賃貸住宅」という呼称になっています。

UR賃貸住宅の大きな特徴は4つあり、それぞれ「礼金不要」「手数料不要」「更新料不要」「保証人不要」ということです。
通常の民間賃貸住宅の場合、上記のような礼金・手数料がどうしてもかかってしまうので初期費用としてかなり高額の料金が発生してしまいます。
そのため引っ越しをしたいけれども初期費用を払うことができずなかなか思うようなところに移動ができないという悩みのある人にとっては大変便利です。
さらに、現在各地で訴訟が起きている更新料についてもはっきりと「不要」としているところも嬉しい点です。

更新料について

更新料とはその賃貸に入居している人が、一般的には2年に一度の契約更新のときに支払うこととなっている料金です。
地域によって相場はかなり異なりますが、地域によっては更新料として家賃の数カ月分を徴収されることもあり、果たして契約として認められるかどうかが訴訟になることもあるほど現在問題になっています。
また保証人についても、遠方から引っ越しをしてきた人などはなかなか立てることができないということがよくあります。
保証人がいないばかりにきちんと住所を確定することができず、そのせいで就職ができないという悩みが起こる場合もあるので、はっきりと保証人不要としてくれていることは新たに職業を求める人にとって嬉しい点です。

その他にも、UR住宅では内部の構造にもより住みやすいものとしてリフォームがされていたりします。
一人暮らし向けはもちろんのこと、ファミリー向けや高齢者向け専用住宅などさまざまな形態で準備がされています。