住む場所のメリット

マンションや高級高層賃貸マンションに入居を希望する人のほとんどは、できるだけ高層階に住みたいと考えていることでしょう。
ですが人気のない低層階であっても、高層階にはない数多くのメリットがあったりします。
余ったから低層階に住むのではなく、自ら望んで低層階を希望していけばより条件のよい物件に入居をすることもできます。

まず低層階の最大のメリットは、なんといっても家賃相場が安いということです。
地上数十階にも及ぶ高層マンションでなくとも、2~4階くらいの建物でも上にいくほど価格が高くなるのが通常です。
一般的には地上20階以上にもなるような超高層物件の場合、低層階として分類をされるのはだいたい3~6階くらいまでです。
はっきりとどこまでが低層階であるかというような分類はありませんが、簡単に言えば自力で階段をのぼりおりが自由にできる程度の高さという認識でいればよいかと思います。
低層階の場合であっても、マンションの構造的に特別に仕掛けがない限りは上層階と室内の様子は同じです。
つまり、仮にカーテンを閉め切ったような状態で使うとすれば、全く同じ土地エリアにおいて割安な料金で同じ広さと設備の部屋を使用することができるというわけです。
考え方にもよりますが、せっかく高層階に居住したものの景色にはすぐに飽きてしまったというようなこともあるので、景色にそれほど重要度をおかない人にとっては低層階の方がむしろよい物件に巡り会える可能性が高くなります。

移動を考える

また、低層階では先にも書いたように自力で階段をつかった出入りができます。
これは幼い子供のいるファミリーにとっては非常に利便性の高いものです。
幼い子供がいる家庭では、ベビーカーやだっこ紐などを使用してエレベーターでの移動になります。
しかし混みあった時間帯ではなかなかエレベーターに乗ることができなかったり、乗り込んだとき多くの人の中で肩身の狭い思いをしなくてはならなかったりします。
その点階段を使った昇り降りなら気軽にできますから、外出そのものに対しての抵抗感がだいぶなくなります。
荷物を購入したときなども、待ち時間ゼロで自室に辿り着けるというのはかなり大きなメリットになります。

さらに低層階では地上の様子が見えやすく、天候などを肌で感じることができます。
例えば朝出かけるときに雨が降っているかどうかや、風の強さや雪のつもり方といったようなことをすぐに窓から確認することができます。
上層階の場合、ほぼ地上から隔離された状態にあるため、どうしても完全に気候状況を把握することできません。